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2012年05月15日

ミュンヘンの話題。仕事の合間の休憩時間、ビールは常識らしい。

こんばんは。
wellbeingのhaoriです。

今日は、日本人の常識はドイツ人の非常識という話を。
私は、ドイツ人の常識は日本人の非常識でも良いと思うのですが(笑)

もう随分前。
学生時代にドイツを旅行したときのこと。
どこに行っても、ものすごくフレンドリーだった。ドイツ人。

フランスの次に行ったので、余計ありがたく感じたものです。
実は、フランスに着いてすぐ、おばあさんに執拗に絡まれたんです。
「日本人は嫌いだ」
と。
フランス語がいま一つわからない私でもわかりました。
そんな最悪の出だしだったので、滞在中、フランス人の印象は上がり続けたけど、
ドイツ人に行ったら、フランス人とは全然違う。
断然好意的でした。

戦後、ドイツと日本は敗戦国として、
形は違えど、かなりの努力をしてここまでになりました。
GDPベースでは、世界3位(日本)と4位(ドイツ)で、経済規模も近い両国。
勤勉実直な国民性という意味でも、
ヨーロッパの中では一番親近感が持てる国かもしれません。


でも、どうやら、仕事における慣習には大きな違いがあるようで…

ネタもとはビジネスジャーナルです。

ビールの産地、ミュンヘンのお話。
午前10時。
早朝から働く職場では、「マールツァイト(Mahlzeit)」といって、
この時間に15~30分ほどの休憩を取る。
社員は食堂などで軽食を摂るのが習慣だ。
ひと仕事を終えて、ほっとひと息つく社員らの手には、
当然のようにビールを満たしたグラスが握られている。


ミュンヘンの話題。仕事の合間の休憩時間、ビールは常識らしい。

えっ?
昼間から、ビール?
実は、その昔、仕事のお昼休みにビールを飲んだことがあって、
すごい叱られたことがある。

でも、言い訳をすると…
勤務していた会社から出向していて、出向先では普通の光景だったんだけど。
同じ会社から出向していた上司に私だけ呼び出されて叱られた…(泣)

ミュンヘンは、いいんですね…

「マールツァイト(Mahlzeit)」では1杯が不文律だそうです。
1杯=500ml。
昼間にそれだけ飲んで、夕方まで仕事ができるかどうか…
ドイツ人は、アルコールに強いってことですね。

そのうえ、ドイツでは、ビールは別名"飲むパン"と言われていて、
究極の「健康食品」なのだそうです。
材料には大麦(小麦)の麦芽、ホップ、水しか使えない。
添加物は一切認められないんだそうです。
(日本では、プレミアムモルツなど一部の製品は別ですが、コーンスターチとか入ってます)

ミュンヘンのあるバイエルン州では、古くからの生活の知恵として、
高熱が出たら
「アルコール度数の高いビールを温めて飲みなさい」
なんだそうだ。
今度、高熱が出たらやってみよう。(そんな話じゃないですね)

中世ドイツでは、修道院でビールが造られていて、
先述した通り、「飲むパン」ですから、
イメージ的には、禁酒な感じの修道士たちですが、
「農作業などの日々の肉体労働や厳格な生活の中、
体が必要とする栄養を少しでも多くとることが必要」
とされ、むしろ、飲むことが奨励されていたと言います。
一日に許されていた摂取量はなんと5リットルだったそう。
(私の周りには、そんなにビールが呑める人は居ない…)

栄養価が高く健康飲料とされ、昔から水の様に飲まれて来たビール。
そこは、私たちの常識とかけ離れていてもおかしくないのかもしれません。

で、先述のミュンヘン。
お昼にそういったコミュニケーションの取れる時間があるせいか、
仕事が終われば、面倒な付き合いは無し。
そこからは自分の時間だそうです。
ちなみに、残業はなし。
ふむ。その辺りはちょっとうらやましい気も…。
気兼ねない飲み会は大好きですけれどね。


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